「フ・カ・ボ・リ☆鳩LABO」ファイルをフカボリ!①

ファイルのS・Eの違いって?

日々の書類整理に欠かせないファイル。
穴を開けるタイプ、開けないタイプ・・・様々な種類があり、仕事や家庭でとっても重宝している文具です。
今回はその中でも、フラットファイル、リングファイルについてフカボリしていきます!

ファイルの誕生・フラットファイルの発明

1886年ドイツにて、バインダー(とじ具付き表紙)として発明されたファイル。
日本でおなじみのフラットファイルは、1956年コクヨより発売されました。
とじ足の開発にはいろいろと苦労されていたようです。

初めはとじ具の素材がブリキで作られていましたが、とじ足が折れ曲がる、手を切る、用紙が破れるといったクレームがありました。開発者はこの素材を別のものに変えようと思いましたが、なかなか見つからなかったそうです。

ブリキ製のとじ具

ある日工場で試作されていたポリエチレン製のたばこケースを見つけた開発者が、試しにケースを輪切りにして2つに切って試作したところ、ブリキ製のものと比べてはるかに性能をしのいでいたので、これで量産されるようになったんです。これなら丈夫だし、紙も破れませんね(^^)/

素材をポリエチレン製に!

KOKUYO YouTubeチャンネルより

意外と知らない!?ファイルの【S】と【E】の違い

例えばA4サイズのファイルを買ったとき、ファイルに書いてある【A4S】や【A4E】。
このSやEのアルファベット、一体何のことかご存じでしょうか?

★S型・・・【S】はSide Opening の略
とじ具やはさむ器具が長い方の辺にあるものをS型といいます。

★E型・・・【E】はEnd Opening の略
とじ具やはさむ器具が短い方の辺にあるものをE型といいます。

ファイルをフカボリ②につづく。