フリクションで書く文字は、温度変化によって消えて、現れます。
-はらぶん調査室 -書いて消して、また書ける、フリクションの秘密を覗いてみましょう。
はらぶん伝書鳩Vol.17では、新コーナー「はらぶん調査室」がスタートいたしました!どうぞ宜しくお付き合いください(^^♪
第1弾は、しっかり書けてキレイに消せる、パイロットのフリクションに迫ります。
フリクションができるまで
フリクションの消えるインクの開発のスタートは、なんと30年以上も前。ある研究者が一夜にして変わる紅葉の魔術のような自然の力を、ビーカーの中でも再現したい!と考えたことが発端だったそうです。その歴史を簡単にご紹介いたします。
1975年 温度変化によって色が変わるインキ(メタモインキ)の基本技術の開発に成功!
1980年代 米国のグラスメーカーと共同開発して温度で絵柄が変わるグラスを作成
まだまだ筆記具用のインクにはなりませんでした・・・それから様々な筆記具メーカーとの共同開発を経て、筆記具に使えるように開発を続け~~~
2001年 メタモインキを使った超極細な新顔料の開発に成功!
2007年 「消せるボールペン」フリクションボールが日本で発売に!!
フリクションをお使いの方はお気づきかと思いますが、現在もインクもどんどん変わってるんですよね。発売当時より断然濃く、書きやすくなっています。
では、どうしてフリクションインキは消えるのでしょうか?
フリクションボールに使われているインク(メタモカラー)は、65度以上の摩擦熱によって色が消えます。
マイナス20度まで冷やすと。この無色の状態から、再び色が現れます。
この特性のために、一度こすって消えた字は、常温では消えた状態を保っているのです。
-パイロットHPより
なるほど~💡 インクが消えているのは、消した状態をキープしているんですね。
次回はこの特性を生かした「はらぶん調査室」オリジナルの使い方をご紹介いたします!お楽しみに~
これから紅葉が美しい季節がやってきますね。次第に色づく木々を眺めながら、今年はフリククションを使いたくなること間違いなし!です☆彡
フリクションシリーズには、フクリクションボールだけなく、カラーペン、色鉛筆など、芸術の秋にぴったりのラインナップがずらり。さて何を描こうかな~😊