水引をフカボリ!①
水引の歴史と種類を少しお勉強✍
水引は、祝儀袋や不祝儀袋の表に用いられる飾り紐のことです。
本日は歴史と結び方についてフカボリしていきます!
水引の歴史
水引の起源は諸説ありますが、607年に遣隋使として派遣された小野妹子が持ち帰った献上品に、紅白に染め分けた麻紐がかけられていたことが始まりと言われています。
庶民の間で贈答が一般的になった江戸時代に広まったと考えられています。
水引の種類
・蝶結び(花結び)
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形が蝶のように見える蝶結びは、何度でも結びなおすことができるできる点から、合格祝いや入学祝い、出産祝いのような「何度も繰り返しても良い」お祝いに適しています。
お歳暮やお中元といった季節のご挨拶にも使うことができます。
・結び切り(真結び)
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結び目の先が上を向いていおり、硬く結ばれて解けない結び切りは、「今後同じようなことが起こらなように」結婚のご祝儀や病気のお見舞い、快気祝い、お葬式などの弔事に用いられます。
・あわじ結び
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結び切の両端が輪になるように結んだもので、和の部分が貝の鮑(あわび)に似ていることから名前が付いたと言われています。
さらに強い結びつきを想起させため、「末永く続くように」という意味が込められています。
見た目が華やかなので、結婚式のご祝儀としてよく使用されています。
・梅結び
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あわじ結びを変形させた結び方が梅結びです。梅の花は、厳しい冬を乗り越え、春に先駆けて咲く花として、運命の向上の意味を持ちます。
一度結んだら簡単にはほどけないことから、結婚式、進学や就職祝いに使われます。
魔除けという意味も込められています。
あわび結びも梅結びも、結びきりの一種です。
気持ちを伝える水引、用途に合わせて適切に選びたいですね☺
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